英語シャドーイング中級動画12選|B1・英検2級レベルの練習法

教材のCDやゆっくり話す英語なら聞き取れる。でも、少し自然なスピードになると単語が団子になって、頭の中で日本語に訳しているうちに次の文が流れていってしまう——英検2級前後の人から、いちばんよく聞く悩みです。この記事では、英語 シャドーイング 中級 動画として使いやすいCEFR B1レベルの動画を12本、テーマ別に選びました。各動画に「なぜB1向きか」「まねるときに何を意識するか」を短く添えています。リストにない動画も探したいときは、B1(中級)レベルの英語動画一覧からレベル別にまとめて選べます。
B1レベルとは:英検2級・TOEIC 550点前後の「中級の入口」
CEFRのB1は、はっきりした標準的な英語であれば、仕事・学校・余暇などの身近な話題について要点を理解できる段階です。旅行先でたいていの場面に対応でき、経験や出来事、将来の予定を簡単な理由つきで説明できます。日本の目安でいうと英検2級、TOEICならおおよそ550〜780点あたりが重なる範囲です。高校卒業レベルの英語をひととおり身につけた人が、次に立つ場所だと考えてください。
実はこのB1こそ、シャドーイングの効果がいちばん大きく出やすいレベルです。A1〜A2では一語一語をはっきり読む学習者向けの音声が中心でしたが、B1の動画からは音がつながる・弱くなる・消えるといった、自然な英語の特徴が少しずつ入ってきます。かといってB2ほど速くはないので、口がまだついていける。「ゆっくりの英語」から「ふつうの英語」への橋渡しを、自分の口で体験できるのがB1の動画なのです。
B1のシャドーイング動画を選ぶ4つのポイント
- 聞いて7割は分かるスピード:全部分かる動画はA2の復習、半分も分からない動画はまだ早い、と考えます。B1では「はっきりしているけれど、ほぼ自然な速さ」がちょうどいい負荷です。
- 身近なテーマ:買い物、ホテル、仕事の話、1日の出来事など。自分も実際に話しそうな話題ほど、覚えた表現がそのまま口から出てきます。
- 2〜8分程度の長さ:1本を数日で仕上げられるボリュームです。長い動画でも、使うのは一部分で構いません。
- スクリプト付き:B1で伸び悩む原因の多くは「知っている単語が聞こえない」ことです。文字で答え合わせできることが必須条件です。
1回の練習でシャドーイングするのは1〜3分ぶんで十分。長く流すより、短い区間を正確にまねるほうが、中級ではずっと伸びます。
テーマ別・英語シャドーイング中級(B1)動画12選
ここで紹介するのは、タイトルにB1またはA2〜B1と表示されている英語の動画です。紹介文は動画のタイトルから分かる範囲で書いています。上から順番にこなす必要はないので、気になるテーマから1本選んでください。
日常会話:旅行と雑談で使える英語
B1の到達目標である「旅行先でたいていの場面に対応できる」に直結するテーマです。決まった場面のやり取りは表現が繰り返し出てくるので、最初の1本におすすめです。
- ホテルのチェックインからチェックアウトまで、15の会話で練習:場面ごとに短い会話が並ぶ構成なので、1日1場面ずつ進められます。お願いするときの丁寧な言い方は、語尾の上げ下げまでまねると印象が大きく変わります。
- 英語のスモールトークを学ぶA2〜B1ポッドキャスト:日本人が苦手な「ちょっとした雑談」がテーマです。相づちや返しのひと言は短いぶん、カタカナ発音のままだと通じにくいので、録音して比べる価値があります。
- 「昨日はどうだった?」過去形で話す会話練習:過去形がテーマの会話です。動詞の最後の -ed は、日本語の「ド」のように母音をつけず、次の単語へ軽くつなげるのがポイントです。
仕事とキャリアの英語
社会人のB1学習者なら、自分の仕事を英語で説明できることが一つの目標になります。ビジネスの場面は言い回しが決まっているので、シャドーイングで覚えたフレーズがそのまま使えます。
- 仕事やキャリアについて英語で話す方法(A2〜B1):自己紹介の次に必ず聞かれる「何の仕事をしていますか」に答える力がつきます。まねしたあと、主語や職種を自分のものに入れ替えて言ってみましょう。
- 英語でプレゼンをするためのB1練習:人前で話す英語は、ゆっくりでも「どこを強く言うか」で伝わり方が決まります。強く読まれている単語に印をつけてから練習すると効果的です。
- 英語面接で自分の強みを話すB1練習:転職や留学の面接準備にも使えるテーマです。自分の強みを話す部分は、内容を覚えるより、文の区切り方と間の取り方をまねることを意識しましょう。
考え方・人間関係のトーク
一人の話し手がテーマについて語るタイプは、文のつながりが長く、B1からB2へ伸びるための練習台になります。
- 「ノー」と言えるようになるためのB1シャドーイング:断ることがテーマなので、自分の生活にも引き寄せやすい内容です。否定の not や can't は弱く短くなることが多いので、聞き逃していないかスクリプトで確認しましょう。
- 踏み込んだ質問を受けたとき、丁寧に話題を変える方法:答えにくい質問をかわすという、実際の会話で役立つテーマです。丁寧さは単語よりも声のトーンで伝わるので、イントネーションを優先してまねてください。
ストーリーで聞く英語
話に流れがあると、次の展開を予想しながら聞けるため、「訳しながら聞く」癖を外す練習になります。
- ネットで注文した荷物はその後どうなる?B1ストーリー:身近な疑問を物語にしたテーマです。順を追って説明する話は、first や then のような順番を示す言葉に注目すると、全体の流れがつかみやすくなります。
- 大都市の公共交通をテーマにしたA2〜B1ストーリー:電車やバスといった旅行・生活で必ず使う語彙が中心のテーマです。駅や乗り換えの話はそのまま海外旅行で使えるので、気に入った文は丸ごと覚えてしまいましょう。
教養系ポッドキャストと、中級の壁を越えるヒント
- 言語が考え方に与える影響を語るA2〜B1ポッドキャスト:英語学習者なら興味を持ちやすいテーマです。少し抽象的な話題に触れておくと、英検2級の面接やライティングで意見を述べるときの土台にもなります。
- 英語を話すと頭が真っ白になる人のための9つのコツ:B1の多くの人が抱える悩みそのものがテーマです。内容をアドバイスとして聞きつつ、この動画自体をシャドーイング素材にすれば一石二鳥です。
B1のための英語シャドーイング5ステップ
A1〜A2のときのように「とにかく後について言う」だけでは、B1の動画は消化しきれません。次の5ステップで1本を仕上げましょう。
- スクリプトを見ながら通して聞く:まず内容を理解します。知らない単語はタップして意味と発音を確認しておきます。
- 1文ずつ、0.75倍〜1.0倍でシャドーイング:最初は0.75倍で構いませんが、3日目には1.0倍に戻すのが目標です。B1の動画は、等倍でついていけることに意味があります。
- 録音して、音ごとに比べる:自分の声とお手本を聞き比べます。「なんとなく違う」で終わらせず、どの単語のどの音がずれているかを特定しましょう。
- スクリプトなしでシャドーイング:文字に頼らず、耳だけで追いかけます。口が止まった場所が、あなたがまだ聞き取れていない音です。
- 自分の言葉で言い直す:最後に、動画の内容を英語で2〜3文にまとめて話します。インプットした表現を、自分の文として使う練習です。
1週間の練習プラン(1日15分)
- 1日目:動画を選び、スクリプトを見ながら全体を聞く。練習する1〜2分の区間を決める。
- 2〜3日目:その区間を1文ずつ、0.75倍から1.0倍へ。毎日最後に1回録音する。
- 4〜5日目:1.0倍でスクリプトなしのシャドーイング。止まった文だけを重点的に繰り返す。
- 6日目:内容を英語で要約して話してみる。
- 7日目:1日目と今日の録音を聞き比べる。変化を確認したら、次の区間か次の動画へ。
日本人がB1で止まりやすい3つの落とし穴
頭の中で日本語に訳してしまう
中学・高校で「英文和訳」を中心に勉強してきた人ほど、聞きながら訳す癖が残っています。訳している間に次の文が来るので、自然なスピードになった途端についていけなくなります。シャドーイング中は意味を考えるのをいったんやめ、音をそのまま口に移すことだけに集中してください。意味の確認はステップ1で済ませておけばいいのです。
ゆっくりなら分かるのに、自然なスピードで迷子になる
原因はほとんどの場合、語彙力ではなく音の変化です。「check it out」が「チェキラウ」のようにつながり、「to」や「for」は弱く短くなります。どんなパターンがあるかは英語の音声変化の5つのルールで整理しておくと、スクリプトで答え合わせをしたときに「なぜ聞こえなかったか」が分かるようになります。
全部の単語を同じ強さで読む
カタカナ英語の名残で、一語一語をはっきり同じ強さで読んでしまうと、どんなに発音が正確でも平坦に聞こえます。英語は大事な単語を強く長く、それ以外を弱く短く言う言語です。日本人が平坦になる理由とイントネーションの練習法も参考に、録音を聞くときは単語の発音だけでなく、文のどこが山になっているかも確認しましょう。
B1の次のステップ
B1の動画をスクリプトなしで7〜8割聞き取れて、1.0倍でほぼ遅れずにシャドーイングできるようになったら、次のレベルへ進むタイミングです。ネイティブの自然な会話や長めのトークに挑戦したい人は、中上級(B2)向けのシャドーイング動画まとめから1本選んでみてください。レベルで一覧から探すならB2レベルの英語動画も用意されています。
聞き取りの弱点を数字で確かめたい人には、ディクテーションとの組み合わせもおすすめです。英検・TOEIC対応のレベル別ディクテーション・ロードマップのB1の段階は、この記事の動画とそのまま組み合わせられます。日常会話を中心に動画を探したい場合は、日常英会話向けの動画特集も役に立ちます。そもそもシャドーイングのやり方に自信がない人は、効果的なシャドーイングの練習方法を一度読んでから始めると、遠回りせずに済みます。
まとめ:B1は「分かる英語」を「言える英語」に変える時期
B1の動画は、はっきりした発音と自然なスピードのちょうど中間にあり、中級者がシャドーイングで最も伸びやすい教材です。テーマを1つ選び、スクリプトで理解する、1文ずつ等倍に近づける、録音して比べる、スクリプトなしで追いかける、要約して話す——この流れを1週間に1本のペースで続ければ、「ゆっくりなら分かる」から「ふつうの速さでも分かる、言える」へ確実に近づいていきます。
ShadowingEnglish なら、動画を1文ずつ区切ってシャドーイングでき、リピート再生や再生速度の調整も簡単です。録音した声はAIが発音を採点し、音素ごとにどの音がずれているかを分析します。分からない単語はタップすれば発音記号と音声つきの辞書が開き、同じ動画でディクテーションにも取り組めます。スマホアプリでも練習できるので、通勤時間の15分にもぴったりです。まずは無料で、今日の1本から始めてみましょう。


