英語の数字の読み方:年号・値段・電話番号と聞き取りのコツ

「thirteen と thirty が聞き分けられない」「値段を言われた瞬間に頭の中で日本語に直してしまう」「電話番号を聞き返すのが恥ずかしい」。英語の数字の読み方は中学1年で習うのに、実際の会話になると一番つまずきやすいのが数字です。単語なら前後の文脈で推測できますが、数字は1つ聞き間違えると待ち合わせの時間も金額もすべてずれてしまいます。この記事では、英語の数字の読み方を「年号・値段・時刻・電話番号・大きな数」の場面別に整理し、日本人が間違えやすいポイントと、ディクテーションで聞き取りを確認する練習、そしてシャドーイングで口に覚えさせる手順までまとめます。
ポイントは、数字を「計算するもの」ではなく「音のかたまり」として覚えることです。nineteen ninety-eight を聞いて 1998 が一瞬で浮かぶようになれば、リスニングの負担は一気に軽くなります。
英語の数字の読み方で日本人がつまずく3つの理由
1. 頭の中で日本語に翻訳している
多くの人は fifteen thousand を聞くと「フィフティーン…サウザンド…1万5000」と日本語の数字に置き換えています。この変換に0.5秒かかるだけで、次の文を聞き逃します。英語は3桁ごと(thousand, million, billion)に区切り、日本語は4桁ごと(万、億)に区切るので、変換そのものがずれやすいのです。
2. カタカナ読みでアクセントの位置が消える
「サーティーン」「サーティー」とカタカナで覚えると、どちらも同じ長さ・同じ高さで発音してしまいます。英語では thirTEEN と THIRty のように強く読む位置が違い、それが最大の手がかりです。
3. 「速く・つなげて」読まれる
ネイティブは twenty を「トゥエニー」、forty-eight を「フォーディエイ(ト)」のように崩して読みます。t が弱くなったり消えたりする英語の音声変化を知らないと、知っている数字でも別の音に聞こえます。
まず押さえたい基本:13〜19 と 30〜90 の見分け方
英語の数字の読み方で最も事故が多いのが、-teen と -ty の取り違えです。聞き分けのコツは次の3つです。
- 強勢の位置:thirTEEN(後ろが強い)/THIRty(前が強い)。ただし文中では前後のリズムで変わることもあるので、これだけに頼らない。
- 語尾の長さ:-teen は「ティーン」と長く、最後に n がはっきり残る。-ty は短く「ティ」「ディ」で終わる。
- t の音:アメリカ英語では thirty, forty, sixty の t が柔らかい「ディ」や「リ」に近い音(フラップ)になる。-teen の t は強いままなので、はっきり「ティーン」と聞こえたら -teen の可能性が高い。
練習用ペア:
13 / 30 14 / 40 15 / 50 16 / 60 17 / 70 18 / 80 19 / 90
自分で言うときは、-teen の語尾を少し長めに、-ty は前を強く短く切るように意識します。相手に確実に伝えたいときは「fifteen, one-five」と言い直すのもネイティブがよく使う方法です。
大きな数:「万」と「億」を英語の数字の読み方に置き換える
日本人にとって一番の壁は、4桁区切りから3桁区切りへの切り替えです。次の対応表を丸ごと音で覚えてしまいましょう。
- 1,000(千)= one thousand
- 10,000(1万)= ten thousand
- 100,000(10万)= a hundred thousand
- 1,000,000(100万)= a million
- 10,000,000(1000万)= ten million
- 100,000,000(1億)= a hundred million
- 1,000,000,000(10億)= a billion
コツは「カンマの位置で単語が変わる」と考えることです。2,450,000 なら、カンマの左から two million, four hundred fifty thousand。数字を見たらカンマを打ってから読む、という習慣をつけると、日本語を経由せずに読めるようになります。
よくある間違い
- two hundreds × → two hundred ○(具体的な数のときは複数形にしない)
- hundreds of people ○(「何百もの」という漠然とした数のときだけ複数形)
- イギリス英語では one hundred and five のように and が入る。アメリカ英語では省略されることが多い。どちらも正しいので、聞いて混乱しないことが大切です。
場面別・英語の数字の読み方
年号
年号は基本的に2桁ずつ区切って読みます。
- 1998 → nineteen ninety-eight
- 1905 → nineteen oh five(0 は「オウ」)
- 2000 → two thousand
- 2008 → two thousand eight(または twenty oh eight)
- 2026 → twenty twenty-six(two thousand twenty-six も可)
「1990年代」は the nineties、「2010年代」は the twenty-tens / the 2010s と言います。
値段
買い物や旅行で一番使うのが値段です。会話ではドルやセントを省略することがよくあります。
- $4.99 → four ninety-nine(four dollars and ninety-nine cents の短縮)
- $12.50 → twelve fifty
- $1,250 → twelve fifty/one thousand two hundred fifty(文脈で判断)
- $0.75 → seventy-five cents
「twelve fifty」が 12ドル50セントなのか 1250ドルなのかは、何を買っているかで決まります。ホテル代なら1250ドル、サンドイッチなら12.50ドルです。数字だけでなく場面ごと覚えると、迷いが減ります。空港の両替やタクシーのような場面の会話は、海外旅行の英会話フレーズとセットで練習すると実戦的です。
時刻
- 7:15 → seven fifteen/a quarter past seven
- 7:30 → seven thirty/half past seven
- 7:50 → seven fifty/ten to eight
- 8:05 → eight oh five/five past eight
「ten to eight」は「8時10分前」=7時50分です。to を「〜へ」と考えると「8時に向かってあと10分」とイメージしやすくなります。
電話番号・部屋番号・口座番号
番号は1桁ずつ読み、3桁・3桁・4桁などのかたまりで区切って、かたまりの最後で少し上げてから間をあけます。
- 555-0182 → five five five, oh one eight two
- イギリス英語では 55 を double five、555 を triple five と言うこともある
- 部屋番号 1204 → twelve oh four
相手の番号を確認するときは、聞いた番号をそのままのリズムで繰り返すのが一番確実です。「So that's five five five, oh one eight two?」と言えれば、聞き間違いはその場で直せます。
日付・順番
日付は序数(first, second, third, fourth…)で読みます。アメリカ英語では July fourth、イギリス英語では the fourth of July が一般的です。fifth, sixth, twelfth の語尾は th が続いて言いにくいので、舌先を歯に軽く当てる練習が必要です。th の作り方はth 発音のコツで詳しく解説しています。
小数・分数・パーセント
- 3.14 → three point one four(小数点以下は1桁ずつ)
- 0.5 → zero point five/point five(イギリスでは nought point five)
- 1/2 → a half 1/3 → a third 3/4 → three quarters
- 25% → twenty-five percent
数字の聞き取りを鍛える:ディクテーション+シャドーイング5ステップ
読み方のルールを知っても、聞き取れるようになるには「音と数字を結びつける回数」が必要です。おすすめは、数字がたくさん出てくる短い会話動画を1本選び、次の5ステップで回すことです。
- 数字だけディクテーション:1回目は内容を気にせず、聞こえた数字だけを書き取る。年号、値段、時刻、番号を全部メモします。
- 答え合わせとミスの分類:間違えた数字に「teen/ty」「桁」「単位」などのラベルをつける。自分の弱点がすぐ見えてきます。
- 数字を含む1文をリピート:数字の前後を含めて1文まるごと聞き、止めて同じリズムで言う。数字だけ切り出すと、実際の会話のスピードに対応できません。
- シャドーイング:音声に0.5秒遅れて重ねて言う。数字の部分で遅れたら、その文に戻って3回繰り返します。
- 録音して比べる:自分の thirteen が thirty に聞こえていないか、強く読む位置がお手本と同じかを確認します。
練習に向いている動画の例です。どれも数字が自然な会話の中で出てきます。
- 時刻の聞き間違いがテーマの短い会話:バスの時刻は 7:15 か 7:50 か――まさに -teen と -ty、時刻の読み方の練習にぴったりです。
- レートと金額が次々に出てくる:空港での両替の会話
- 値段の交渉場面:タクシーのメーターをめぐる会話
- 口座番号や予約日時の確認:プロバイダーへの電話
もっと素材を探したい場合は、お金・銀行がテーマの動画一覧や、やさしい速さのA2レベルの動画から選ぶと、数字が多く、スピードも無理のない素材が見つかります。
日本人がやりがちな数字のミスと直し方
- eight を「エイト」と最後に o をつけて読む:英語の eight は「エイ(ト)」で、最後の t はほとんど息だけ。eighteen や eighty とつながると t はさらに弱くなります。
- hundred を「ハンドレッド」と全部強く読む:強いのは最初の HUN だけ。「ハンドゥレ(ド)」のように後ろは軽く。
- thousand の th が s になる:「サウザンド」ではなく、舌先を歯に当てた θ から始める。sousand に聞こえると通じないことがあります。
- zero を毎回 zero と言う:番号や年号では oh のほうが自然な場面が多い。
- 小数点以下を「ポイント フォーティーン」と読む:3.14 は three point one four。小数点以下は1桁ずつです。
こうしたミスは、ディクテーションの間違いで分かる弱点の記事でも「数字・固有名詞で止まる」パターンとして紹介しています。書き取りでミスを集め、シャドーイングで口を直す、という往復が一番の近道です。
1日10分・1週間の数字トレーニング
- 1日目:13〜19 と 30〜90 のペアを声に出して10往復。録音して強勢の位置をチェック。
- 2日目:万・億の対応表を音読。目についた数字(レシート、ニュースの金額)を英語で読む。
- 3日目:年号と時刻。カレンダーと時計を見て、今日の日付と時刻を英語で3回ずつ言う。
- 4日目:値段の会話動画を1本選び、数字だけディクテーション。
- 5日目:同じ動画で、数字を含む文をシャドーイング。
- 6日目:電話番号。家族や友人の番号を英語のリズムで読み上げる(3桁・3桁・4桁)。
- 7日目:新しい動画で数字ディクテーション。1日目との正答率を比べます。
1週間続けると、「計算してから理解する」状態から「聞いた瞬間に数字が浮かぶ」状態に近づきます。数字は日常会話にもTOEICのリスニングにも必ず出てくるので、ここを固めると英語全体の聞き取りが楽になります。
まとめ:英語の数字の読み方は「場面ごとに音で覚える」
英語の数字の読み方は、ルール自体はシンプルです。難しいのは、日本語の4桁区切りや、カタカナ読みのクセを外して「音のまま」理解すること。-teen と -ty の強勢、3桁区切り、年号・値段・時刻・番号それぞれの読み方を押さえたら、あとは実際の会話の中で何度も聞いて、まねて、言い直すだけです。
ShadowingEnglish なら、数字が出てくる会話動画を1文ずつ再生してシャドーイングでき、AI があなたの発音を採点して、thirteen の語尾や thousand の th など、どの音がずれていたかを1音ずつ分析します。今日はまず1本、数字がたくさん出てくる動画を選んで、10分だけ声に出してみましょう。


