英語シャドーイング初心者向け動画12選:A1レベルをテーマ別に厳選

「英語のシャドーイングを始めたいけれど、どの動画を選べばいいのか分からない」——初心者が最初につまずくのは、方法よりも教材選びです。ネイティブ向けのドラマやニュースは速すぎて、口がまったく追いつきません。この記事では、英語 シャドーイング 初心者 動画として使いやすいCEFR A1レベルの動画を、テーマ別に12本厳選して紹介します。それぞれ「なぜA1向きなのか」「どこに注意してまねるのか」を一言ずつ添えました。厳選リストより多く見たい人は、A1レベルの英語動画一覧から全ての動画を探せます。
A1レベルとは?英検でいうとどのくらい
CEFRのA1は、ヨーロッパ共通の語学レベルで一番最初の段階です。「ゆっくり、はっきり話してもらえれば、自分や家族、毎日の生活など身近な話題が分かる」状態を指します。日本の目安でいえば、英検3級前後、中学英語をひととおり習ったくらいのレベルです。
つまり、単語や文法はある程度知っているのに、音になると聞き取れない・口が動かないという人が多いのがA1です。だからこそ、文字を読むだけの勉強から一歩進んで、短い文を耳で聞いてすぐに声に出すシャドーイングが効きます。ただし、それは「自分のレベルに合った動画」を使った場合だけです。
初心者向けシャドーイング動画の選び方:4つの基準
- ゆっくり、はっきり話している:1文を聞いて、半分以上が聞き取れるくらいが目安です。まったく聞き取れない動画は、まだ早いサインです。
- 身近なテーマ:一日の流れ、週末、食事、買い物、旅行など。内容を予想しやすいので、音に集中できます。
- 1文が短い:5〜10語くらいの文が中心だと、聞いてすぐ繰り返せます。
- スクリプト(文字)がある:聞き取れなかった部分を文字で確認できないと、間違った音のまま覚えてしまいます。
もう一つ大事なのが量です。初心者は長い動画を最後まで流すより、1回の練習で1〜2分ぶんの音声をじっくりまねるほうが伸びます。動画が長い場合は、気に入った部分だけを毎日少しずつ進めましょう。
テーマ別・英語シャドーイング初心者向け動画12選
以下はすべてA1またはA1〜A2と表示されている英語の動画です。上から順に進める必要はありません。興味のあるテーマから始めてください。
日常生活・一日の流れ
自分の生活と重ねやすく、そのまま自己紹介や雑談に使える文が多いテーマです。最初の1本はここから選ぶのがおすすめです。
- 一日の過ごし方を話すA1ポッドキャスト:「I get up」「I have breakfast」のような現在形の文が続きます。三人称ではなく I が主語なので、最初の1本に最適。動詞の前の I が弱く短く発音される点をまねましょう。
- やさしい英語で話す週末の過ごし方:平日の話に慣れたら、週末バージョンで語彙を広げます。on Saturday のような前置詞+曜日のつながりをまとめて言う練習に向いています。
- ジョニーの一日(イギリス英語・初心者向け):主人公について話すので he gets up / he works のように三単現の s が何度も出てきます。日本人が落としやすい語尾の /s/ /z/ をはっきり言う練習にぴったりです。
- 歌で覚える現在形(A1):リズムに乗せて現在形を繰り返す動画です。メロディがあるので、強く読む単語と弱く読む単語の差を体で覚えられます。
短いストーリー
話の流れがあるので、次の文を予想しながら聞けます。登場人物になりきって感情をこめると、平坦になりがちな日本人のイントネーションが自然になります。
- 週末の予定を話す初心者向けストーリー:予定の話なので I'm going to … のような未来の表現が中心です。going to が速いと「ガナ」に近く聞こえる、という音の変化に気づけます。
- バスで寝てしまったマヤの話(ゆっくり英語):ゆっくり読まれる物語で、過去形の練習になります。fell、asleep など語尾の音を最後まで言い切ることを意識しましょう。
- エマの就職面接(初心者向けストーリー):面接という場面設定なので、丁寧な受け答えの文が学べます。社会人の学び直しや、将来の英語面接に向けた最初の一歩にも。
日常会話・旅行
海外旅行で「言いたいことが出てこない」を減らしたい人向けです。会話形式の動画は、相手のセリフと自分のセリフを交互にまねると、実際のやりとりのリズムが身につきます。
- シンプルな日常会話で英語を始める:短いやりとりが続く初心者向けの会話集。1つの会話を丸ごと覚えるつもりで、相手役も含めて全部シャドーイングしてみましょう。
- 美容院でのかんたん英会話:場面がはっきりしているので、出てくる表現をそのまま現地で使えます。Can I … ? のような依頼の文で、文末の上がり調子をまねるのがポイント。
- 旅行がテーマの初心者向けリスニング:空港、ホテル、観光など旅行の話題です。地名や数字は聞き取れても前後の小さな単語(a、the、to)が抜けやすいので、スクリプトで確認しながら進めましょう。
シャドーイング向けの短いトーク(A1)
一人の話し手がひとつのテーマについて話す、短めのトークです。会話より文がつながっているので、少し慣れてきた人の「次の一歩」に向いています。
- 「より良い明日は今日から」A1トーク:前向きなメッセージを、A1の語彙で話すシャドーイング用の動画です。内容が分かりやすいので、感情をこめて読む練習になります。
- ポモドーロ・テクニックの話(A1):効率よく作業するコツという、仕事や勉強に役立つテーマ。work、minutes、break など、カタカナで知っている単語を英語の音に直すチャンスです。
A1のためのシャドーイング4ステップ
動画を選んだら、次の順番で練習します。いきなりフルスピードでついていこうとしないことが、初心者が挫折しないコツです。
- スクリプトを見ながら聞く:まず1〜2回、文字と音声を合わせて聞きます。知らない単語はタップして辞書(発音記号と音声つき)で確認し、意味を分かった状態にしておきます。
- 再生速度を落として、1文ずつまねる:0.75倍くらいにして、1文聞いたら止めて繰り返します。うまく言えない文はその文だけをリピート再生しましょう。
- 録音して、お手本と比べる:自分の声を録音すると、思っていた発音とのズレがよく分かります。AIの発音採点を使えば、どの音(音素)が弱いかまで分かるので、直すポイントを絞れます。
- 通常の速度に戻す:1文ずつ言えるようになったら、速度を戻して、文字を見ずに少し遅れて追いかけます。ここまでできたら、その動画は合格です。
シャドーイングの全体像やレベルが上がったときのやり方は、シャドーイングの基本ガイドにまとめています。
1週間プラン(1日15分)
- 1日目:動画を1本選び、最初の1〜2分をスクリプトつきで聞く。
- 2〜3日目:同じ部分を遅い速度で1文ずつまねる。言えない文に印をつける。
- 4日目:録音して採点。点数の低い音を3つメモする。
- 5〜6日目:メモした音を意識しながら、通常速度でシャドーイング。
- 7日目:1日目の録音と今日の録音を聞き比べる。次の1〜2分、または次の動画へ。
日本人のA1学習者がつまずきやすい3つのポイント
1. 母音を足してしまう(カタカナ発音)
bus を「バス」、work を「ワーク」と読むと、単語の最後に余分な母音がつき、英語のリズムが崩れます。子音で終わる単語は、子音で止める意識が大切です。詳しくはカタカナ英語の直し方で練習法を紹介しています。
2. 小さな単語を全部はっきり言おうとする
a、the、to、and などは、英語では弱く短く発音されます。全部を同じ強さで読むと、お手本のスピードに絶対に追いつけません。弱く読む単語のルールは英語の弱形とシュワの記事で確認してください。
3. 三単現の s を落とす
he work、she like のように、語尾の s が抜けるのは初心者によくあるミスです。日常生活の動画には三単現が大量に出てくるので、ちょうどいい練習になります。/s/ /z/ /ɪz/ の読み分けは三単現 s の発音ルールが参考になります。
動画の前後に「やさしい読み物」もおすすめ
動画のスピードがまだきついと感じる日は、短い読み物で耳と口を慣らすのも手です。たとえばミアの忙しい一日(やさしいストーリー)のような短いお話を音読してから動画に戻ると、同じ表現が聞き取りやすくなります。
A1の次は?A2へ進むタイミング
次のような状態になったら、A2へ進むサインです。
- A1の動画をスクリプトなしで聞いて、だいたいの内容が分かる
- 通常の速度で、1文ずつならほぼ遅れずにシャドーイングできる
- 録音を聞き返しても、語尾の音が抜けていない
そうなったら、A2レベルの英語動画に挑戦しましょう。話すスピードが少し上がり、過去の出来事や予定の話が増えるので、A1で身につけたリズムがそのまま生きてきます。
まとめ:今日の1本を決めて、15分だけ始めよう
初心者のシャドーイングで大切なのは、難しい動画を我慢して聞くことではなく、自分にちょうどいい動画を、短く、毎日まねることです。今回紹介した12本の中から、いちばん興味のあるテーマを1本選んでください。
ShadowingEnglish なら、動画を1文ずつ区切ってシャドーイングでき、リピート再生や再生速度の調整もボタンひとつ。録音した声はAIが発音を採点し、音素ごとにどこがずれているかを示してくれます。単語をタップすれば発音記号と音声つきの辞書が開き、同じ動画でディクテーションも練習できます。まずは無料で、今日の15分から始めてみましょう。


